泣きながら何かにすがろうとしてる君を見つめた


また君が呼んでる
そっか、雪、降ってるんだ
あたしのこと思い出したのかな

「いのちなんて、はかないものだ」

君が呟く
うん、たぶん、とてもはかない
あたしが生きてたのは、君しか覚えてないから

あの日握っていたはずの手を離れて、あたしは真っ白な雪を深紅に染めた
その雪さえも残っていればと昨年君は言ったね

「何処、行っちゃったんだよ」

君が泣く
ごめん、でも、此処に居るよ
届かない? 届かない
君の叫びは痛いくらい聞こえてるのに

そう、いつだって君を見てる

「守ってやれなくてごめんな」
「誰も知らなくても、お前居たから」

なんて優しい人だろう
だいじょうぶ、分かっているよ

だれもしらない
しらなくていい、あたしたちはいま