「っ、ねぇ!」

授業の終わりを告げる合図と共に階段を駆け上がる
今日も居るかな、居るといいな

「よう!」
「まただ!落っこちたら、痛いんだよ!」

風に髪を靡かせながら空高く笑う
いつだったか、誰よりも高く在りたいと叫んでいたね

「いつもいつも、どうしてそこに居るの!」
「目が覚めたらここに居たんだ!」
「うそばっかり!」

それにそこ立ち入り禁止!と付け加えて笑う
ねぇ、なんて楽しいんだろ

風に乗せられて確かに届く君の笑い声

「今度はこっちに来てみてよ!」
「無理だな!足元しっかりしてるから!」

君がこっちに来いよ!
なんとなくそう言ってる気がした

「落っこちそうになったら!抱きとめてね!」
「任せとけ!」
「あはは!今行く!」