「…なに?」 






Sweet misery






視線を感じて顔を上げるとやっぱり彼があたしを見つめてた

「…べつに」

こういうのって嬉しいけど馴れてないからちょっと、

はずかしい
そんな思いはおくびにも出さずふうん、と気のない言葉を返す

「座ったら?」
「…そうしようかな」

会話の途中でも彼があたしを見ているのが分かる
2回
わざと視線を外して手元のギターを爪弾いた
あ、いまは、あたしの手見てるんだな、
とか考えながら

あなたの気持ち痛いくらいよくわかるよ

「こないだの、あれ、よかったな」
「うん?」
「なんか英語の歌」

ああ、
そうだねあなたとあたしにぴったり

本当はなんて言ってるかなんて知らないけどさ

"     ..."

口の中でメロディと共に流れ落ちた感情
甘くて甘い、悲しみの味