もしも、もしもね、 明日この世界が別の色に染まるとして そのときにはやっぱり、私の隣にはあなたがいるかなあ。 私としては、そんな美しい瞬間ならば どうしたってふたりで迎えたいんだけど きっと新しい色の世界はすごく綺麗だよ 赤かな青かな黄色かな そのとき手は繋いでるかな 何を話してるんだろう。 久しぶりの公園デート。 少し肌寒いけれど雲ひとつないお天気。 白い噴水は勢いよく水をふきあげていて、 時折私たちの方にまで冷たい水滴を飛ばす。 (隣では一番大切な人が笑っていてね、) 私は今、世界で一番しあわせだ。 仮にこれ以上の幸せがあるとしたら、 見つけた瞬間心臓とまっちゃう。 ねえ知ってる?しあわせって虹色なんだよ。 今、あなたも私も いろんな色に輝いてるの。 犬とお散歩してるお姉さんが見たらびっくりしちゃうかなあ。 そしたらあなたもおんなじよって、きっと教えてあげようね。 右手で彼の左手を探る。 華奢なてのひらは私の右手をいつだって歓迎してくれる。 (いつまでもこの手は握ってられるかなあ) (この左手はいつまでもあったかいままかなあ) (ねえこの先もずっと) (ずっと一緒に ) 風が冷たい空気を連れてきて、 あなたはさむいねと呟いた。 そんなことないよ 私の右手はあったかい。 それでももう一度、 さむいねとあなたが呟くから あいしてるよ、って言ったら 楽しそうに笑って君は ねえ虹だよって 白い噴水を指差した。 (ああほら今) (わたしの世界が七色に染まる)